薬剤師の新しい職域

薬剤師の新しい職域
「在宅訪問」

患者様の自宅や入所先を薬剤師が訪問し、医師の処方箋をもとに薬のセットや薬剤管理を行う「在宅訪問」。3人の薬剤師がその実際を語ります。

在宅訪問の仕事とは

山下
患者様の自宅に伺って、残薬、つまりのみ忘れの薬がないか、のむのに苦労していないかなどを確認し、生活の様子と併せて主治医の先生に報告します。処方通りに服用できているかが大切ですから。
藤森
患者様のご家族からの希望や病院からの要請で伺います。誰かがチェックし手助けすることが必要な患者様が多いです。
松村
ケアマネージャーさんからの依頼もありますね。ちゃんと食事が摂れているか、残薬がないかが心配なようです。

服薬の実情は

山下
薬が大量に残っていて収拾がつかないケースもあります。
藤森
のまないから病状が改善しない、改善しないから病院ではまた薬を出すという悪循環です。のめない理由を見つけて、なんとか対処法を考えます。
松村
先生に報告してのむ回数を減らしてもらうなど、薬を治療につなげるのが私たちの役目だと思います。

仕事への抱負は

山下
在宅訪問は3年ほど前から本格的に始まった新しい活動だけに、責任を感じます。患者様の生活の状況報告が医師のもとにあがることで、医療の改善につながっていけばいいと思います。
松村
副作用の早期発見など、患者様のために大いに役立っていると思います。若い人たちにも積極的に関心を持っていただきたいですね。

薬を正しく服用していただきたい、地域の皆さまの健康づくりに少しでもお役にたちたい…、
そんな願いを込めてフジモリ薬局の薬剤師による在宅訪問は、これからも続きます。